

建築部工事課
尊敬と信頼に根差したコミュニケーションが、
現場をひとつのチームに変える。
- 菅沼 雄太YUTA SUGANUMA
- 平成27年入社
資格:1級建築施工管理技士

「この人たちと働きたい」
そう決意した職場体験
初めて「建築」という仕事に興味を持ったのは、高校生のころでした。自宅の建て替えがあり、担当してくれたハウスメーカーの現場監督の仕事ぶりや、仕事の結果が「家」という大きな作品として残せることに憧れを感じて、建築系の学部に進学しました。中村組との最初の出会いは、会社説明会に参加したこと。当初は地元の建設会社の一社という認識でしたが、中村組の会社説明会はとてもアットホームな雰囲気で、社員の方や現場の職人さんたちの温かい心に触れたことで、終了するころには「この会社でこの人たちと働きたい」という気持ちが固まっていました。
最大級の特養ホームで、
所長の右腕を担う
延べ床面積5,000m2、約80床の規模を持つ特別養護老人ホームの建設現場で、施工管理を担当しています。この現場は、当社が手掛けている特養ホームの中でも最大規模で4名の現場監督がいますが、私は所長を務める上司の右腕として、主に現場の管理を受け持っています。具体的には、全てにおいて優先される安全管理を筆頭に、職人さんが仕上げてくれた箇所が図面通りに施工されているかを確認する品質管理や、工事が予定通り完了できるように調整する工程管理が主な役割です。特養ホームは車椅子の方も多く利用されるので、床の段差や手すりの配置、壁の角の処理などに気を使い、安全で過ごしやすい建物になるよう気を配っています。役割上は職人さんや協力会社の方々を指導していく立場ですが、工事を無事完遂するという共通のゴールを目指す仲間として、お互いに助け合える信頼関係を築くことが大切です。常に尊敬の気持ちを持ち、密なコミュニケーションを取るように心掛けています。
現場がわかると、仕事は一気に面白くなる
入社当初は、とにかく現場で使われる用語や工程を覚えることに必死。自分のやっている仕事が工程全体の中でどんな意味を持つのかもわからず、知識や経験を一つ一つ増やしていくのがやっとでした。最初の1~2年はそんな感じであっという間に過ぎていきましたが、がぜん仕事が面白くなってきたのが、完成までの工程を一通り体験し、「自分の役割」と「仕事の結果」が結び付くようになってからです。そして、今の現場と比べると小さい規模ですが、初めて所長(現場代理人)としての経験を積ませてもらった公民館の建設現場、そしてそれに続くクリニックの工事は、特に思い出に残っています。工期全体を俯瞰しながら自分でスケジュールを決め、予算を考えながら資材や現場を割り振る所長の仕事は大変でしたが、苦労以上に充実した体験でした。どんな仕事にも意味があり、次工程や誰かの仕事、そしてお客様の満足につながっていることを現場のトップとして実感できたことで、その後の仕事への取り組み方も大きく変わった体験でした。
何事にも挑戦する精神が、成長につながる
現場管理の仕事は覚えなければならないことがたくさんあって、最初は誰でも大変だと思います。私自身、入社当初は失敗も多く上司や作業員の方から怒られることもよくありました。でも、とにかくやってみる、チャレンジしてみるという気持ちを忘れずに取り組んだことで、周囲から徐々に信頼していただけるようになり、結果として成長につながったと感じています。そして、その過程で築いた人間関係は、何よりの宝となります。挑戦する心をいつも胸に抱いて、この仕事の本当の面白さを見つけてください。OFF TIME
双子の娘が誕生したばかり。休日は子どもとの時間を大切に、成長を楽しみに見守っています。