建設DXへの取り組み

デジタル技術を駆使して生産性を向上。
そして新たな価値の創造へ。
今、建設業界では国内の少子高齢化による担い手の不足・高齢化や、労働環境の改善など、多くの課題解決を迫られています。また持続可能な社会の実現に向けて、建設会社として何ができるのか、何をすべきなのかも大きな使命となっており、働き方や生産性の現状を見つめ直し、改革に取り組むことが必至となっています。そんな課題を解決するための、取り組みの中心が「建設DX(デジタルトランスフォーメーション)」です。中村組は、独自の視点からデジタル技術を積極的に活用し、生産性の向上はもとより、お客様や社会へ向けて新たな価値を提供してまいります。

BIM(3次元デジタルモデル)を使用した、「施工の見える化」の実現

BIMにより施工段階から完成までをコンピューター上に再現することで、設計者、専門業者と施工の課題、確認事項を事前に把握、共有、意思決定することができます。施工の見える化で、高精度で安全な施工を実現します。
NAKAMURAGUMI-BIM project

「見える化」による事前検証

総合仮設計画
BIM支援を行う全ての現場で総合仮設モデルを作成しており、仮設計画等の検討に役立てています。図面を読み込む前の段階でも、工事の概要を短時間で把握することが可能なので、問題点を早期に発見することができます。
内外観ウォークスルー
現場からの要望が一番多いのが、内外観モデルの作成です。発注者・設計者との色決め打合せで使われることが多く、仕上がりイメージを共有することができます。また、形状の理解も早まるためスピーディーな合意形成が可能となります。
日照シミュレーション
建設予定地や日時情報を入力し、日照のシミュレーションを実施します。季節ごとの検討が可能なので、窓からの採光やルーバー等の日射遮蔽の有効性を確認することができます。
施工手順検証
施工手順をモデル化することで、発注者や作業員との認識の共有が容易になります。鉄骨建て方等の危険度の高い作業や複雑な手順が必要な作業に活用することで、より高度な安全性や施工性の検討が可能です。
鉄骨干渉チェック
鉄骨等の構造体と設備モデルの重ね合わせを行うことで、干渉部分を事前に確認することができます。従来は2Dの図面のみで重ね合わせを行っていましたが、 BIMで「見える化」を行うことで問題の発見が容易になります。